『TONOFON Festival 2011』photo report

2011年6月12日に開催された TONOFON主催の第1弾イベント 『TONOFON Festival 2011

大盛況のうちに幕を閉じた 同イベントのフォトレポートをお届けします!
今フェスの開催が決定したのは2010年の冬。出演者、スタッフの人選からイベントの詳細まで全てをトクマルシューゴが決めていくという、当たり前のようで一風変わったフェスだ。

発売されたチケットは即完売。

すべては順調に進んでいたが、6月といえば梅雨。前日までの天気予報は降水確率70%前後を彷徨い、当日の天気が心配されていた。
主催するイベントはことごとく雨という雨男のトクマルシューゴではあったが、ふたを空けてみれば気持ちいいほどの晴天!とまではいかないが、 1日中野外でライブを楽しむにはちょうど良い、ほどよい天候となった。

会場の様子
早朝からスタッフは会場入り。ステージでのシステム設営や出店準備が急ピッチで進められていた。
トクマル自身も早くから会場に入り、ステージ・会場を確認し、スタッフに声をかけていた。
会場の外には開場前から長蛇の列が出来ていた。
会場の様子
あっという間に12時を回り、開場となった。
この日は、さまざまなごはん屋さん、雑貨屋さんなどが出店。大人数のフェスでの慣れない環境の中、おいしい手作りごはんやすてきな雑貨、かわいいヘアアレンジなどを提供してくれた。
出店紹介

ステージ前にはゴザが敷かれ、細かい楽器類が見えるように、窮屈にならないよう、のんびりと座って見れる仕組みになっていた。

13時、ステージ上にはパスカルズのセッティングが完了しメンバーがスタンバイ。
そこへマイクをもったトクマルがふらりと現れ開幕の挨拶をし、大きな拍手と共に『TONOFON Festval 2011』がスタートした。

会場の様子
パスカルズ
石川浩司が子犬をお散歩させながら登場。
開場が笑いに包まれ和んだところで、パスカルズの演奏がスタート。
パスカルズ
ロケット・マツ率いる、14人の一風変わったアコースティックオーケストラ、パスカルズ。心地いい野外の空気に美しいハーモニーがとけ込み、音と音の重なりが大きな波のように胸に押し寄せてくる。
パスカルズ
時に壮大に、時に繊細に、そして時にお茶目に(途中、石川浩二が移動式のお手製パーカッションセットで移動しながら客席で演奏!)、音楽の魔法を届けてくれた。
パスカルズ

パスカルズ
王舟
続いて登場したのは、ほとんどの人が初見であったであろう、王舟(おうしゅう)。
聴いたもの全てを魅了するやわらかな歌声と、メンバーたちの静かに熱を帯びた演奏が、ゆっくりと会場を包み込んでゆく。
王舟
8人のメンバーの中にはmmm、oono yuki、フジワラサトシ、柱谷(マリアハト)、かなえ(はこモーフ)、みんみん、そしてトクマルバンドにも所属する岸田佳也なども参加している。シーンを共に盛り上げているミュージシャンたちが、バックを努め曲の魅力を最大限に引き出していく。
王舟
彼の紡ぎ出す、どこか懐かしく、儚くも確かに心に響くメロディーと、メンバーの凛とした美しい演奏が空の彼方まで広がり、オーディエンスの心に焼き付いていった。 最後の曲が終わると会場は拍手喝采に包まれる。終演後には、この日に用意されていた160枚のCDを完売させてしまった。
王舟
photo by 大塚日出樹
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