『TONOFON Festival 2011』photo report

サケロック
3番手に登場したのはサケロック。トクマルとも親交の長いバンドである。
1曲目から圧倒的なパワーがステージから押し寄せるのは、音量だけの問題ではないだろう。昨年、結成10周年を迎えた彼等の、息のぴったり合ったタイトなグルーブが大きな力となって客席になだれ込んだ。
サケロック
トクマルバンドにも在籍するベースの田中馨と、細野晴臣バンドでも活躍するいまや日本でもトップクラスのドラマー伊藤大地によるリズムビートはまさに圧巻。
これぞフェス!というような熱い演奏に、会場は一気にヒートアップした。
サケロック

サケロック
ストイックな演奏とは裏腹に、ゆるいMCで会場を和ませる場面もあり、大いに会場を盛り上げてくれた。
サケロック
山本精一&PHEW
続いて登場したのは山本精一&PHEW。
なんとこの名義では10数年ぶり2回目という、非常に貴重なライブだったこともあり、始まる前からオーディエンスの期待が会場中を埋め尽くしていた。
山本精一&PHEW
アルバム『幸福のすみか』の一曲目に収録されている"鼻"のイントロのギターが鳴らされる。
決して揺るがない眼差しと声、圧倒的な存在感で人々を虜にするPHEWと、唯一無二のギターを奏で、その隙間をするりと抜けるような切ない歌声で彩る山本精一、ふたつの個性に負けず劣らぬ存在感で支える山本久土 (guiter), 原田仁 (bass), 茶谷雅之 (drams) 。
山本精一&PHEW
淡々と激しく、まっすぐな音が、思考の奥深くに突き刺さるようなステージを見せた。
山本精一&PHEW
photo by 大塚日出樹
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